春の小川はさらさら行くよ、岸のすみれや・・・と童謡で歌われた渋谷川。歌からはのどかな風景が想像されるが、現在の渋谷川は何度か手を加えられて雨水の増水や下水道の処理を兼ねているので、今の渋谷川として残っているのが果たして本当に川と言えるのかどうか?
現在、渋谷3丁目界隈は地下鉄副都心線との相直に向けて東急東横線の地下化工事、東急文化会館跡地の再開発ビルの建設、明治通りと国道246号線との交差点下の地下通路工事、渋谷駅街区区画整理事業と多くの再開発が進んでいる。
そんな中で、渋谷川の整備に関しても東急東横線跡地街区の再開発と共に良い川の再生を目指して、東京都・渋谷区・地元住民による意見交換会が行われており、活発な意見が取り交わされている。
蓋掛けか開渠のままの整備かと過去50年くらい前から先人や町会のメンバーで渋谷川の改良についての話し合いをして現在に至っている。
先日(11月29日)、渋谷駅3丁目プロジェクトの有志で、渋谷川の参考事例として、北沢川・目黒川緑道の視察を行ったが、緑道沿いのせせらぎや植えられた樹木や花により非常にいい雰囲気が出ており、参加者からは渋谷川もこのようになればいいなという意見が多く聞かれた。
100年に一度と言われている渋谷大改造のこの機会を活かして、「渋谷川」が渋谷のシンボルとして是非とも生まれ変わることを期待している。
渋谷駅3丁目プロジェクト
副代表幹事 本目 龍太郎